2015年12月3日木曜日

番屋炬燵(ばんやごたつ)がうちに来た

先日、ちょっと出かけたついでに立ち寄ったリサイクル店で見つけた番屋炬燵。
これがめっちゃくちゃイイ感じです。


大体20センチほどの立方体の中にある丸鉢に、薪ストーブから拝借した炭の欠片を入れると、周囲の穴からじんわりと熱が出てくる仕掛け。
陶器で出来ているので、しっかり蓄熱もされてます。煙も出ません。
これに毛布を掛けて脚を入れたら、断熱されてもうファンタスティック。マジなコタツに。
フォルムもイイし、何と言っても暖かく、とても愛らしい。
別名:ねこ行火(あんか)とも言うらしい。なるほど上手いネーミング。

昨年までは、ヤマ用の寝袋に入り、手をかじかませ、息を吹きかけながらPC作業に勤しむ日々。しかし、昨年あたりに寒さで血流が悪くなり(低温で血管が細く縮んでしまう)、何度か心臓に痛みが走り、これはさすがにマズいと思っていたのです。



ここ10年くらい、部屋全体を暖める必要はないでしょとNO暖房の自室で冬を越していた私。


これからはこの炭炬燵で冬を乗り切ります。

番屋炬燵用のテーブルも作りまして、それはもうご機嫌です。

大きめの炭なら1個で十分。もともとの薪にもよりますが、桜の木なら2〜3時間暖かいです。

注意すべきは、炭を入れ過ぎないこと。

あんまり多く入れると、熱くなりすぎて汗をかいてしまいますし、下の畳や絨毯がちょっと焦げます。(本人体験談)
一応、燃えにくい木の板などを敷き、1リットルくらいの水も近くに置いておきましょう。

テーブルで囲うのも有効です。(画像参照:廃材で作ってみました)

もともとは室町時代、囲炉裏の上に櫓を組み、その上に布団を掛けたのがコタツの始まりだそうで、なんともシミジミと"ぬぐだまって"ます。

正面。中にある丸鉢に炭を入れる。

周りの面には穴が空いていてここから熱がじんわりと抜けてくる。

あまりにも愛らしくなり、ステッカーを貼ってしまった。
ブラウン管eMacの時代を思い出す。

青森らしいし、「こんなの絶対作らないでしょこの企業さん」って感じがイイ。

さらに廃材で番屋炬燵用のミニテーブルを作ってみた。
熱が溜まる上部に穴を設けて、上からも暖がとれるようにした。
格子状にするのが面倒臭くなって厚めのベニヤ板にドリルで穴を開けた。

光がこうして穴を抜けていく。
ちなみにこれは特に意味のない画像。

そこに本体を…
(本当に昔のeMacに見えてきた)

…セット。
あとから安全のため、本体の下に厚めのベニヤ板を敷いた。 

番屋炬燵の上にペンタブレットとキーボードを置いてPC作業。
手がかじかんだらこの中に手を入れる。
う〜ん、暖かい。