2015年6月30日火曜日

おおおどる@十和田乗馬倶楽部チャリティーフェスタ、無事終了

先日、行われました十和田乗馬倶楽部チャリティーフェスタでのおおおどる、無事に終えることができました。
主催ほか関係者各位、皆々様、寒い中大変お疲れさまでした。

今回は雨という天候のもと、メンバーの和太鼓とヴァイオリンが使えないかもという事態に陥ってまして(雨に当たらずとも湿気の影響で楽器が損傷します)、わずかな楽器でもなんとか舞台を成立させるべく、前日にパフォーマンス構成を追加しました。

それはなんともチャレンジではあったのですが、「朗読」と「唄」でございました。


近頃、おおおどるのオファーが増え、おどりというものを考える機会に恵まれました。

私がやっているファジーなおどりは言語化や体制化、さらには明確化しないので、無意識による表現が可能であり、表したいものは即興で大抵のものが表現できてしまいます。
しかし、これはあくまで表現者自身のものであって、それが観る人の意識にちゃんと伝わっているかどうかは定かではありません。(無意識から出るものですから、ひょっとしたら無意識部分には伝わっているのかもしれません)

一方で、言語化したり体制化するのが朗読や唄です。
これは普段、無意識部分にほとんど任せて表現しているような私にとっては、融通の利かない、とても疲れるものです。
意識から産み出されて、意識で表現するものですから、それを練り上げる時間や労力もかなり要します。
しかし、こちらの方が前者に比べてはるかに観る人に伝わったり、一緒に感覚を共有できたりします。


結果、おどりは表しやすく伝え難し。

そんなわけでして、次のステップに「朗読」と「唄」というものが浮上していたのです。

実際は、現場でイケイケ状態になったカンタくんが組太鼓を出すことを決め、カキノさんは安価な子供用のヴァイオリンで参戦。(ピアノの町屋くんは雨の影響なし)
別にいつも通りのアドリブなセッションでも良かったはずなのですが、せっかくなので前日に考えた構成でやってみることに。

終わってみれば、朗読のいいところで「広島」を「弘前」と読み間違えるわ、唄は歌詞をなかなか思い出せず、変な間が空いたりと散々ではございました。
意識を使うことは相当に疲れることで、アラが露骨に見えてきます。
やはり一夜漬けで意識に叩き込もうにも無理があったようです。

しかしながら、この新たな試みに会場の反応も良く、メンバーも相当愉しんでくれたようでして、少し手応えを感じた日になりました。
こういった状況下に置かれ、新しい表現手法を実践&検証することができました。

今後のおおおどるにどういう変化をもたらしていくのか、私自身がスゴく楽しみです。
記録撮影してくれたマモちゃん、ありがとうございました。